2019年10月10日木曜日

16)トルコ旅行7日目 最終日にゲットした巨匠Saim Kolhan(サイム・コルハン)氏のトルコ大皿 HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR



トルコ旅行というのはツアー料金も安く実にみなさんにもお勧めではありますが、気を付けなければいけないのが思いのほか高価な買い物をしてしまう可能性が多分にあるということです。何しろあの、大トルコ帝国の末裔たちが住む国なので、文化的な文物が素晴らしいわけです。だから、
「ここでしか二度と出会えない!」
と感動してしまえば、金額としては高かろうが、安い!と思ってしまうんですね。素晴らしい文化・美術に打ちのめされるのです。
かく言う僕も、〇百万円の絨毯を買ってしまったクチでして(後日、特集を組みます)、ツアー代金とは別にそれなりのお金を用意しておくことも忘れないようにしたいものです。
トルコで買うであろう高額なお買い物としては、絨毯、陶磁器、宝石(トルコ石を筆頭に)、革製品などです。

ということで、最終日はトルコの陶磁器の買い物ツアーというのが組まれていたのですが、僕はもうこれ以上の買い物をしたくありません。昨日、件の絨毯を買ったばかりだし、もういいよ、と。
しかし、信頼すべきガイドのムスタファさんが、
「目の保養になるので、買わなくても見るだけ見た方が良い」
と熱心に勧めるもんで、つい行っちゃったんですね。悪い予感しかしなかったんですが・・・・

ここ、Venessa Seramikに。
こちらのお店は一流品も多く、お勧めだと思います。


まずは、おっさんのろくろ回しを見学します。その辺のおっさんにしか見えないこの人は実は名人とのことで、拍手喝采でした。

トルコの陶磁器として見本が色々置いてありましたが、どれもこれも相当素晴らしいものです。




で、目の保養のつもりでしか行っていないからお店の人に聞きましたよ。
「このお店で一番高い作家の作品を見せておくれよ」
と。
それがこれ。Saim Kolhan氏の大皿。直径43㎝です。上の素晴らしい皿を作った方々の、そのまた師匠とのこと。
これはもちろんなかなかなお値段で、もう絨毯以外にそんなお金はだせません。

しかし素晴らしいデザイン力と、発色。表面はひとつひとつの花びらが大きく盛り上がっており、心に訴えかけてくるパワーがあります。
そんな我々の魅入られた心を読んだかのように、かなり強く勧められたのですが、買うのを拒絶するために到底そこまではまけてくれないだろう、という金額を提示してみました。

始めは、話にならん、と鼻で笑われましたが、「じゃあいらね」というと、店長が出てきて本気でその値段付近で交渉が始まりました。
うーん。。。。困ったなあと思いつつ、あまりその辺りを書くとあれなのでこの辺にしますが、ムスタファさんも一緒に交渉してくれて、結局ほとんどこちらの言い値まで値段を下げて売ってくれました(あちらはかなりむっとしていましたが)。
その代わり、日本まで送付はしないので手で持って帰ってくれ、ということにはなったのですが。

帰国までの大きな荷物となったこの人を、大事に大事に家に持ち帰って開封し、日本でじっくり眺めたのですが、
「こんな素晴らしい作品をまけさせ過ぎた・・・・」
と作家さんとお店に申し訳なるほどの作品でした。スンマセン。
下は、居間のセンターテーブルいっぱいに広がる大皿です。色々買い過ぎたと後悔しながらも、買って良かった、な、お買い物でした。

ちなみに店内には、Saim Kolhan氏の巨大な壺が店内の一番大事なところに置いてありました。下はカタログからの写真からですが(店内は撮影禁止だったため)、こちらがSaim Kolhan氏と、その渾身の巨大壺です。この大作のデザインがまさにこの大皿のものと一緒。彼の最も愛したデザインであるといえます。
ちなみにお店では店員からこの巨大壺も熱心に買うことを勧められました。
買うか!っつーの。
Venessa Seramikのお店の作品紹介では、このSaim Kolhan氏の作品だけはSpecial Collectionのタブに別に紹介されています。

これにてトルコ旅行は終わります。

下はアタチュルク廟。トルコ建国の父が眠る棺です。



こちらが色々とお世話になったガイドのムスタファさん。かなりインテリなナイスガイでした。また会える日まで。
ちなみに、絨毯については後日特集しますので、まずはこれにて。


トルコ旅行記まとめ






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