2020年11月30日月曜日

博多&糸島&唐津の旅 HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WR

 今回所用で博多まで来てしまい、せっかくなので無駄に泊まって観光旅行もしてきたのだった。

まずは、ミーハーなことに福岡タワーにでも登ろうとここまで来たものの、歩いてだと結構遠いのでここで写真だけ撮ってお茶を濁すことにした。

ちなみに今回はK-1にHD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRという大三元標準レンズという気軽に良い写真が撮れてしまうお気軽?なやつだけがお供だ。上のようにかなり広角な画角から中望遠までサクサクとできちゃう。日和ってる・・・・・のか?
しかしこのレンズ素晴らしいんだけど、広角端での上2隅の減光がひどいんだよな。特に現像すると。

結局福岡タワーには登らず、博多では有名な公園である大濠公園に来てしまっている僕がいた。天気が良くて、気持ち良いぜ~。

お昼は天神近くの赤のれんにて。この写真、腹減るでしょ?

この夜は天神で泊まり、レンタカーを借りて福岡の隣の糸島まで来たのだった。

糸島って、こんな感じでインスタ映えなところではあるんだけど・・・

2020年11月29日日曜日

明治維新への歴史的転換点の地 絵堂 smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited

 これが山口旅行記の最後になりますが、秋吉台まで来たら訪ねてみたかったところがあります。それがここ絵堂です。

ほとんど聞いたことがない、という方が多いでしょうが、ここは明治維新につながる歴史的転換点となった場所です。

山口の長州藩は幕末、幕府から攻め立てられ、壊滅寸前になっていました。そこで幕府への恭順派が藩内の実権を握り、それまで息巻いていた藩内の討幕派はほとんど粛清され、高杉晋作の造った奇兵隊も解散寸前になっていたのです。そこで山県有朋らが奇兵隊とともに立ち上がり(高杉晋作は下関にて挙兵中)、ここ絵堂で藩政府軍と奇兵隊とが激突したその場所がここ、絵堂です。戦争の規模としては内乱程度の小さなものです。

しかし、ここ絵堂での戦いで奇兵隊が負けてしまえば、後の薩長を中心とした明治維新はあり得ず、日本の歴史も全く違うものになっていたといわれています。

この辺りの描写は、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の6巻や、同「世に棲む日日」の4巻に詳しく書かれています。以下、「竜馬がゆく」から。

「絵堂で、正月早々、戦争が行われた。専任と二百人の小さな戦争で、内乱である。戦争としての規模からいえば取るに足らぬ事件だが、この戦争の結果が幕末の日本史を大きく回転させることになったことをおもえば、絵堂の戦争の意義は大きい。」

特に、「竜馬がゆく」の中では、司馬先生がわざわざ絵堂を訪ねて行ったことをエッセイ風に描かれています。

下の写真が粟屋帯刀率いる藩政府軍の絵堂にあった本営跡地。奇兵隊がここを襲撃するところから絵堂の戦いが始まります。

「おおおお!ここかあ・・・」

と、地味に感動が沸き上がります。

2020年11月23日月曜日

秋吉台絶景トレッキング長者ヶ森コース HD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limited

秋吉台は4,502ヘクタールの日本最大級のカルスト台地だ。秋芳洞入り口近くにある最もポピュラーなカルスト展望台というのがあるんですが、そこで今回のお勧めトレッキングコースを教えてもらいました。まずは、ここを訪れて地図をもらいましょう。

始めは半信半疑だったのですが、あまりにも素晴らしい体験だったので山口旅行する方は是非参考にしてください。大体、1-1.5時間ぐらいのちょうど良いトレッキングコースです。ここではもちろん、HD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limitedという超広角レンズで写しまくります。

まずは、長者ケ森駐車場に車を止めます。そして道をくぐって北山を目指します。こちらはトレッキング開始すぐに見える長者ヶ森。


とにかく感動的なのが、これほど絶景で広大な空間に人がいないことです。なんだ、ここ?
正面に見えるのが冠山。始めに登る北山の次に登る予定です。どちらの山も、長者ヶ森駐車場から100-150m程度の高低差。スニーカーでもOKです。

まずは教えられた通り、右側に見える北山を目指します。その途中の眺め。そこら中に見える窪みはドリーネといって、石灰石が雨水で溶けて流れて落ち込んだところです。つまりあそこの下には鍾乳洞がある、ということ。

2020年11月22日日曜日

秋芳洞内にてsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedへ換装

 秋芳洞内の観光コースは片道1km、往復2kmとなっているので、行きを超広角レンズHD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limitedとし、帰りにsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedへと換装して戻ってきました。


このように全く同じ場所を上記2つの全く特性の異なるレンズを使って撮影し、それを比較するというのも面白い試みとしてやってみています。

クラゲの滝登り。
77mmで写すことで、より一つ一つの造形がはっきり分かるようになっています。

相当暗いので、レンズは開放を基本として撮っています。しかしこの優秀なレンズで開放にすると、焦点深度が異様に浅くなります。だから、余程ピントの場所を考えて設定しないと、何を撮ってるんだ?という写真になりかねません。

2020年11月16日月曜日

秋芳洞内部を超広角レンズで HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR

 日本屈指の鍾乳洞 秋芳洞の往路では、まず超広角レンズHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRを持って撮影してきます。

まずはこの入口の神秘さよ。期待が高まります。


まず現れる巨大な空間。ただの洞窟と思っていた娘はここから驚愕します。

そして現れるのが目玉の一つである百枚皿。

綺麗な形の棚田に似ておりリムストーンと呼ばれています。どうしてこんな形になるのかは分かっていないそう。これに似てて、もっと巨大な奴はトルコで見たな、そういえば。

2020年11月15日日曜日

千畳敷から秋芳洞へ

 山口県では湯田温泉と並ぶ知名度の長門湯本温泉に泊まり、朝から青海島を見張らせる高台、千畳敷展望台へ来ました。

正面に見える島が青海島であり、先日ご紹介した波の橋立も島の右側の方に少し見えています。


もんのすごい見晴らし!
なんですが、この日のように曇りだと、とにかく正面は海ばかり。このように右側の青海島を撮るしかなくなります。正面は海と雲だけ。
せっかくここまで来たのに、10秒ぐらいで帰ってしまう人たちもいました。天気次第な展望台です。
さあ、ここを引き上げたら、次は日本屈指の鍾乳洞である秋芳洞へ向かいます。

2020年11月12日木曜日

青海島をsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedで撮ると、こんな感じです

ここでやっとsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedの出番です。まあいつも、僕がペンタックスの神レンズと崇めてるあれなんですが。
このレンズ、しっかり精細に写りながらちょっと甘い独特の雰囲気を出してくれます。iichikoをイメージしてたりして・・・・

下はしっかりと写した感じ。


HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRという超広角レンズで撮った場合とは全く異なる印象になりますね。って当たり前だけど。

それでC-PLフィルタを効かせてで海の美しさを撮ってみたりするわけです。

と、ここで萩で撮ったこのレンズの写真を紛れ込ませたりする。
FAリミテッドレンズは簡単に良い写真が撮れるのがまたうれしいんだよね。

2020年11月10日火曜日

長門 青海島の絶景を超広角レンズで HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR

 こちら山口県の日本海側にある長門には、太古の火山の隆起や波の浸食でできた洞門が数多くあり、それがあまりに美しい海と相まって海上アルプスと呼ばれる青海島(おおみじま)という島があります。

この日は、HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRというK-1用名玉の一つである超広角レンズで楽しんできました。

まずは、お得意の15mmという広角にて。素晴らしいお天気。幸か不幸か雲一つない晴天。本来ならばきれいな雲が空一面にないとあまり15mmって使わないんだけど、この島では使う価値があったかと。

秋の日本海を渡る海風のにおいを感じて頂けるでしょうか?


ここではまず駐車場(駐車場代を取ってるトランペットのおっさんと猫のももちゃんがやたら話しかけてきてウザいのだがww)に車を止めて、半周遊コースを徒歩で周ることにことになります。若干上り下りがつらいかもですが、それほど大変でもないかと思います、多分。

それにしてもとんでもなく美しいところですよ、ここは。

ちなみに、左の方に見える岩礁は十六羅漢と言われています。


観よ、この美しい海を。日本じゃないみたいだ。

2020年11月6日金曜日

いよいよ、スナップシューターの実力を萩で見せつけるぜ なんつって smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited

 題名はちょっと冗談ですが、萩のような街で使うレンズはとにかくsmc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedがハマりまくりです。

下のような写真が一つの典型かな、と思いながら写しています。


下のように、漠然と広い場所を撮るというのは広角においてNGパターンですが、ちょうど山の端からの日の出なので良しとした写真。


明け方の萩城内。


これは・・・・・
実は前の日の夕暮れ時にsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedで撮った写真・・・・をここで掲載。前日に掲載しそびれた写真です。
ずっと僕たちの前で何かをつついて食べてた鳥。なんて鳥なんだろう。

2020年11月5日木曜日

萩の魅力を最高のスナップシューターで smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited

 以前、PENTAXのラスボスレンズといえばこのsmc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedでした。ネットでは絶賛の嵐で、その場の空気を写し込むとか、どうせ最後は買うことになるんだから今買え、などの評判でした。

しかしそれは、基本的にペンタックスにはAPS-Cしかない時代だったからじゃないかな、と思います。つまり、APS-Cではこのレンズ、35mm換算で50mm弱の最高の標準レンズになるからです。ところが、このレンズをフルサイズのK-1に付けちゃうと文字通り31mmという微妙な準広角レンズとなってしまいちょっと難しいレンズとなってます。

なもんで、僕の周りではこのレンズを上手く使いこなせている人がホントいないのである。友人も、このレンズは天敵と言ってたw。

まあ、僕がこのレンズを上手く使いこなしているかどうかはさておき、重宝はしているのは確か。このレンズを難しく感じている人はラスボスレンズとして気負って使っているからじゃないかな、と僕は思う。

K-1に取り付けたらこのレンズ、正体は優秀なスナップシューターですぜ。だから、あたかもGRで撮るようなスナップを目指せば良いのじゃないかと思うのですよ。

例えば下の写真。

どうでしょう。撮りたい場所から先がドカンときれいにボケてますよね。広角でのこんな奥行きのある写真、なかなか撮れるレンズは少ないですよ。こういうのが撮れるから、このレンズは超絶優秀という評価がもらえているのでしょう。僕は大好きですよ、やはりね。


ピントの位置をやや遠くにすれば、f=1.8という開放にしてもそれほどピント以外がぼけることもない。撮例は以下の2枚。


失敗例としては、下のようにあまりに左端をピントにしてしまうと、画面のほとんどがボケてしまい、なんのこっちゃ、ということにもなるので注意だ。開放で撮るなら、ピントの位置もきちんと計算に入れなきゃいけません。

まあ何にせよ、このレンズを使ってスナップを撮ると、得難い空気感になることは確か。ペンタックスを使っていることが本当に誇らしい気持ちになるレンズです。

さて、このレンズを使って、幕末の志士 高杉晋作のお宅を訪ねてみましょう。

2020年11月4日水曜日

津和野の朝をFA 31mm Limitedで切り取る

 旅で旅館に泊まると、できるだけ早朝に起きて宿の周りを散歩するようにしているのだ。今回も早朝に起きて(とはいえ、歳を取ったので自然に明け方に目が覚める)、近所を散歩してきた。

まずは永明寺。指定文化財となっているそう。ただ、修復工事中で本堂などは撮影できる状態じゃなかったのでその雰囲気だけでも。

今回も最高のスナップシューター、smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedを使って31mmという絶妙な画角でのその場の空気感を味わっていただけたら、と。


こういった、近景と中景とのバランスが素晴らしいレンズです。

特にこういう写真よね、このレンズの真骨頂は。
観ている人も、この場所の空気やにおいが感じられるような写真に仕上げられることが多いです。

このお寺へ参拝しようとした一番の目的は、森鴎外先生のお墓へお参りすることでした。なむ~。


こちらは津和野からちょっとした高台まで歩かなければならないマリア聖堂。早朝に行くと、とにかく空気が清浄でとても気持ち良いところです。
ここはお勧め、と言いたいところですが・・・・

実はここ、幕末に長崎浦上のキリシタンが津和野へ流され、改宗させるための壮絶な拷問が行われた場所なのです。153人がここに流刑され、37人が命を落としています。下の像は、立つこともできない三尺牢に閉じ込められた瀕死の安太郎氏が毎夜現れたというマリア様に励まされている様子(安太郎氏は結局亡くなっています)。
この脇には、凍った水に漬ける拷問に使われた池もありますが、写真を撮る気にはなりませんでした。

2020年11月3日火曜日

津和野で初のSL撮影に挑戦 smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited

 


山口を後にした我々は、島根県の小京都 津和野にやってきました。静かできれいな城下町です。この街は、最高のスナップシューターである、smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedで写しまくることにします。津和野と言えば、まずこの鯉。本来ならばここに花菖蒲が咲き乱れていて写真スポットになっているのですが、これじゃあただの用水路の鯉だわさ。


通りは人通りも多くなく、きれいで情緒があります。

ところで、ここ津和野は、SL「やまぐち」号の始発駅であり、鉄ちゃん垂涎の場所。僕は、これまでSLが走っているのをこの目で見たことがなく、今回は絶対に見てやるし、良い写真も撮ってやるぞ、と気張ったわけです。さて、今回持ってきたレンズ、31mm、77mm、15-30mmのどれで撮ってやろう、というのが撮影の際の一番頭を悩ませるところです。ふむ。
77mmが最も無難だと思うけど、SLをアップで写すことになり、周りの風景はあまり写らない。15-30mmはあまりに広すぎでSLは小さくしか写らないだろう。となると、このまま31mmで風景と一緒にSLを撮ってやれ、と決断した次第。チャンスは1回だ。ちょっと無謀な気がしたけど、これで行く。
津和野駅からの出発時間を待つことしばし。観光スポットの大橋付近からカメラを構える。多くの人も固唾を飲んで待っていると、山の向こうからものすごい音が。
ボー!! ガシュッガシュ!!
まるで魔王が向こうからやってきたようだ。
おおお・・来た来た。設定は連写にして、ピント追随モードにして・・・・

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

2020年11月2日月曜日

山口旅行 瑠璃光寺とザビエル教会 HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited

今回、妻は仕事の都合でなかなか休めないため、待ちきれない娘と二人で旅行を企画しようという流れになり、GO TOトラベルしちゃいましたよ、山口へ。
今回のK-1に同伴するレンズは、
HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR
smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited
smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited
という、超広角大三元レンズと2大FAリミテッドレンズでした。
まず、瑠璃光寺では国宝の五重塔をHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRにて撮影です。
このレンズは、K-1にて必ず揃えるべき1本と思います。僕は、旅行に行くときに常にこれを持って行き、あとのレンズをどれにしようか、と考えるほど基本的に常備する必須レンズと考えてます。

超広角レンズと言う割に、ひずみが少なく、高い描写力が特徴です。
発色も素晴らしいものがあります。
この五重塔は高さ31mある国宝で、美しさでは日本の3本の指に入るとのこと。本当に美しい塔でした。胴の部分が上に行くほど細くなっているため、より塔が高く、美しく見える工夫となっています。

対象に近づくことで、このレンズの特徴から強いパースペクティブが楽しめます。迫力ですね。