2016年5月4日水曜日

K-1の動体補正リアルレゾリューションは使えるのか?(追記あり)

かなり期待をしていた動体補正リアルレゾリューション(以下、リアレゾ)はどのぐらい有効なのでしょう?早速試してみました。
当方の近所は住宅密集地なので、普通に近所を望遠レンズで写すとなにやら盗撮でもしているような感じになるので、被写体には結構気を使いました。
従って、近所の公園を写すことにします。

まず上からリアレゾ無し、リアレゾ1(動体補正無し)、リアレゾ2(動体補正あり)の写真です。
レンズはHD PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED WR、300mmにてF値8.0です。
ブレを抑えるために三脚はもちろん、2秒タイマーを使っての撮影です。
また、クロップにての撮影なので、FF換算で450mm程度の倍率です。

1)リアレゾ無し


2)リアレゾ1(動体補正無し)

3)リアレゾ1(動体補正あり)

これら全体像では、明らかに2)の葉っぱの部分が流れてしまっていることは確認できますが、それ以上の検証はできません。
よって、等倍にそれぞれを拡大したもので比較しましょう(それぞれの写真をクリックで拡大して観てください)。

はっきり言って、K-1の素の画像自体があまりにもレベルが高すぎで、リアレゾの効果が明らかにすごい、とは言い難いという結果です。
その違いを見るには、完全にピントが合っているところをじっくり観察するしかありません。
これらの写真でその効果が最も確認できる箇所が、遊具の真ん中にあるネットの影です。
特に、リアレゾありの写真では、ネットの格子状の影が驚くほどの解像力で写りこんでいますが、1)リアレゾ無しの写真ではややその影がにじんでいます。
後ろの小さな野菊の花びらも、リアレゾの方はもう少しで解像しそうな勢いです。
が、どれも目を皿のようにして見比べて、
「まあ・・・・言われてみれば・・・・・」
という程度の違いしかありません。

リアレゾのその解像力の代償として、動体補正ありでも葉っぱが動いているところの補正は完全にできておらず、ひどいノイズになっているところもあります(動体補正無しは論外)。
これほど動いている葉っぱだからしょうがない、と妥協できなくもないですが、問題なのは静物ですらたまに特徴的な格子状のノイズが散見されることです。特に斜めの輪郭が格子状ににじんでしまうのはいただけません。


1)リアレゾ無し

2)リアレゾ1(動体補正無し)

3)リアレゾ1(動体補正あり)

せっかくK-1を買って舞い上がっている僕なので、「K-1マンセー」的なレビューばかりにしたいところですが、リアレゾはまだまだ改善の余地あり、としか言いようがない、という感想になってしまいました。

これは、今後のバージョンアップで改善されたものが配布されるのでしょうか?
そうあって欲しいと、心から願います。

現状では、そのデメリットの方が大きすぎてわざわざリアレゾを使う意味が無い(素の性能が高すぎて、という前向きな感想も含めて)、という、僕の中での結論でした。

(追記)
と・・・・実は、あれからいろいろ試してみたところ、どうも僕の未熟な認識のせいで使えないという判断を下してしまったような気がしています。
今朝、同じ状況を冷静に確認したところ、超望遠で遠くの公園を撮ったので、陽炎がゆらめいていることを確認です。
これではリアレゾにてノイズだらけになるものと思います。
本日、きちんと検証しなおしますのでお待ちを。

(追記の追記)
やはり、本日ではなく、数日後、ということで・・・
                        

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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。

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