2015年12月27日日曜日

禁断の、高いレンズ、安いレンズ直接対決 (HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR と smc PENTAX-DA 50mm F1.8)

安くて良いレンズってあるけど、それと比べて高いレンズってホントに良い写真が撮れるのか?

という疑問は誰しも持つことがあると思います。

これに対して、露骨に比較された写真ってあまり見たことが無い気がするので、今回は以下の二つのレンズを直接比較してみます。
酔っている頭でテキトーに思い付いて、その場で撮影しているので、この企画もいい加減なところはあるかもしれません。ご容赦を・・・

HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR(リミズーム) 約8-10万円
 
smc PENTAX-DA 50mm F1.8 約1.5万円

この勝負、それぞれのレンズに興味がある人は、注目すべきことになるのではと思ってます。
その理由。

リミズームの方は望遠端が40㎜となっていて、50㎜とまあまあ近い。
それに比べて、リミズームの価格は4-5倍のくせにF値は4.0となっており、たった1.5万円の50㎜がF値1.8という明るさに俄然負けてます(えーと、F値についてご存知のない方のために解説すると、F値というのは数値が小さいほど明るくて良いレンズ、背景もボケてそれっぽい写りになる、ということを意味してます)。

スペックだけ見ると、なんでこのリミズームはこんなに高いんだよ!と突っ込みたい人がいるのは凄く分かります。
僕もそうです(笑)

てな感じで、2つのレンズでウィスキーのボトルを撮ってみました。
ボトルの種類が違っているのは、撮影した日が違うからなのですが、できるだけ撮影条件は合わせました。
撮影距離はざっくり1.5mぐらいで撮ってます。

僕の部屋は、以前アップしたのを知っている方はお分かりのように?、すごく暗い照明で雰囲気を出して飲んでますんで、明るいレンズじゃないと絶対手振れちゃんになります。




まずは、smc PENTAX-DA 50mm F1.8 にてシーバスリーガルでも撮影してみます。
ジャムがあるのは、その時そこにたまたまあったからです(笑)。

50㎜ 1/13 F1.8 +/--1.0 ISO1600 WB 蛍光灯W
こうやってみると、さすがにF1.8。 すごく背景がぼけてます。

後ろにちょっとだけ位置をずらせたジャムなんかも文字の判別がしにくくなるぐらいぼけてます。
それでいて、ピントの合ったウイスキーのラベルはしゃっきりしているので、その雰囲気感はたったの1.5万円とは思えないレンズの出来栄えです。それでいて、全体的に柔らかな味が漂っており、ポートレートに使うと良さそうですよね?僕が以前、ポートレートレンズの権化、とまで言ったのが分かってもらえるかと思います。



さて、お高いHD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WRは随分不利な感じになってきましたが、同じ状況で、できるだけ同じ設定にしてウイスキーのボトルを撮ってみるとどうなるでしょう?
あー、ちなみに今回のボトルはボウモアです。選定の意味はないですが・・・(笑)
ピントはボウモアのラベルに合ってます。
40㎜ 0.3s F4.0 +/--1.0 ISO1600 WB 蛍光灯W
ほぼ同じ位置で撮影したので、焦点距離の違いからこちらの方がやや引いた撮画になってますが、いかがでしょう?
どちらが好みか、というのは何とも言いようがありませんが、僕はやはりリミズームの方が、ぐっとくる味のある写真になっているのではないかと思ってます。
「良いレンズってのはボケれば良いってもんじゃない」、と僕がレビューで書きましたが、この写真などを撮った上での感想でした。
もちろん僕は、50㎜のレビューに書いたように、50㎜ F1.8は大好きなレンズですよ。だけど、やはり高いレンズにはそれなりの理由があるのでしょう。




では、smc PENTAX-DA 50mm F1.8の方のF値を同じ条件の4.0にしたらどうなるでしょう?

こうなると、なんかちょっとつまらない感じですね。
やはり、smc PENTAX-DA 50mm F1.8は絞り開放で撮って、その真価を発揮するレンズなのではなかろうか、と思ってます。







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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。
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