2019年2月15日金曜日

東京タワー100景 お昼編 HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WR

僕は広島県の福山市という田舎で育って、ここ横浜に上京しているわけですが、僕が子供の頃(40年以上前)と言えば東京って憧れでしてね。その頃は新幹線なんてものもなく、東京へ旅行に行ったというのは今でいえばアメリカへ旅行したぐらいのインパクトでした。そしてその頃の東京を象徴していたのが言うまでもなく東京タワーであり、子供だった僕は父と東京の地図を見ては「東京タワーって、どこにあるの?」と訊いていたのを思い出します。そんな憧れは今でも僕たち地方出身者の中に深く刻まれているはずです。
今回、東京タワー方面へ仕事で出かける用事があったので、カメラをバッグに忍ばせて行きました。あの憧れだった東京タワーを行きと帰りに存分に写す一人撮影会です。東京タワー100景って言ってますけど、実は全部で10数枚のアップです。が、憧れの東京タワーなので、テイストも色々凝ってやってみてます。
本日のアップはお昼版。次回は帰り道に写した夜景版でのアップ予定です。
 今回のレンズはHD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WR1本だけ携行です。やっぱ、1本だけとなると、便利なやつですわ、これ。


この日はあいにくの曇り空でしたが、ここ芝大門にある徳川菩提の増上寺では少し青空も見えていました。
 以前、アメリカ人とカナダ人を6人ほど東京観光で連れ歩いたことがありますが、この増上寺にて
「古いお寺だというけど、どうして土台がコンクリートなんだ?」
とか墓穴質問をするので、
「アメリカ軍が東京空襲をしたもんで、将軍家が菩提としていたこの寺ももちろん焼けたし、東京大空襲がたった一晩で10万人の民間人を殺したというのは殺戮のワールドレコードなんだよ。そんな昔のことを責めるつもりは全くないんだけど、このことは覚えておいて欲しい」
と教えてあげたら皆さんしばらく無口になってしまいました。
深刻な話はこれぐらいで、HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRというのはなかなか深みのある描写をしてくれます。最近単焦点を使う機会が多かったので、F2.8ってそれほどでもないスペックだ、なんて贅沢な感想を持ったりしてましたが、やはり十分以上の実力です。
このレンズ、惚れ直している1本です。


下は東京タワーと子供地蔵をパンフォーカスで露出を深くして撮ってみました。結構お気に入りです。相当苦しい態勢で撮っている、ってのを分かる人は分かるはず。

曇りの日は、雲をしっかり写したいですね。特に、ただ真っ白で扁平ではないこういう濃淡のある雲はドラマチックになるので、そういう描写を念頭に写してます。

次回は、夜景版東京タワーです。








0 件のコメント:

コメントを投稿