2018年10月6日土曜日

スイス旅行記(13章) パツヨロのてっぺんに来たぞ! ユングフラウヨッホ スフインクス展望台

ここで、ユングフラウ三山(アイガー、メンヒ、ユングフラウ)と宿泊地グリンデルワルトとの関係を地図で確認してみましょう。
グリンデルワルトからはアイガー北壁を正面に見られますが、メンヒ、ユングフラウを見ることはできません。これから到着するユングフラウヨッホ(とスフィンクス展望台3571m)はメンヒとユングフラウとの谷間にあるところで、観測所と展望台になっています。

ということで、ヨーロッパ最高地点にある駅 The top of Europe ユングフラウ駅に到着です。
一気にここまで来たのでとにかく空気が薄いと感じる。意味もなく乾いた咳が出る。はしゃいだり走ったりしたら必ず頭痛で苦しむことになるはずだ。

今回の観光ハイライトのひとつであるスフィンクス展望台(高地山岳研究所の観測ドームがある向こう側のテラス)にスイス最速のエレベーターで昇ります。

展望台からの眺めはこちら。3山の中央であるメンヒ(4107m)が真正面、すぐ近くに見えます。みんな大興奮。
ちなみにここからは、アイガーはメンヒの向こう側で見えませぬ。
下の写真はHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRで写しており広々とした圧倒的空間を楽しめます。このレンズ、山岳写真を撮るときは必須です、間違いなく。ただ、あまりに広く写し過ぎると、その山自体の迫力は出なくなるのでその意図を明確に持つことも必要そうです。ところで、ここからならあのメンヒもすぐに登れそうな感じがしますね。ってぐらいここは高所。

視線を少し左に写すとこんな感じです。このレンズ、ホント良いわ~。これほどの超広角なのに、クリアでしょ?素晴らしいですよ。
ところでメンヒって修道僧という意味ですが、下の写真は上を向いた横顔の修道士だと分かりますか。こういうことらしいです。



その逆側はアレッチ氷河。スイス最大です。
本来ならこの右側にユングフラウが見えるはずなのですが、この展望台からは雲の中で見られませんでした。ユングフラウ・・・・この後の氷河の雪原プラトーからの眺めに期待しましょう。

その氷河雪原プラトーに行くために、この氷河の中のトンネルを延々と歩きます。すげえや、マジすげえ。

今回のツアー添乗員のペーター原口さん。優秀な羊飼いのような女性だった。添乗員のレベルはツアーの質を左右することを痛感しました。

氷河は年に15cmほど流れているので、このトンネルも補修が必要で、手すりも毎年上の方へ付け直されています。その証拠(去年の手すり跡)。

いよいよユングフラウを間近に見られるプラトーに到着!・・・なのですが・・・・・
あああ、やっぱりユングフラウは雲の中だ。この後完全に隠れてしまいました。

みんな呆然。あーあ、という瞬間。しばらくここで待っていたのですが全くユングフラウは姿を現しません。みんなあきらめてぞろぞろと土産を買いに降りて行ったのですが、僕は絶対晴れると確信していました。
一人残って、ユングフラウの神様、と手を合わせた瞬間!

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
俺の晴れ男力、マジスゲー。
慌ててすでにエスカレーターで下に降りていた家族を呼び戻します。
「すぐ戻れ、ユングフラウ(4158m)が姿を現したぞ!」

ということで、幸せの舞。


ここから後ろを振り返れば、メンヒ。神秘的だ。

この人は、この時の我々の気持ちを全身で表現しています。


プラトー側からのアレッチ氷河。ついに晴れ渡って、360°すべてが見渡せます。

プラトーからのスフィンクス展望台とメンヒ。こちらもきれいに全てが見えるよ。

本日の写真は全てHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRという超広角レンズを使っているんですが、30mmの望遠端では結構良い感じの迫力を出せるので、色々と使いやすいレンズです。

しかし、15mmで写すと、ユングフラウもすぐに登れそうな丘に見えちゃうのがヤバいね。

メンヒもね。

今回の僕のスイス旅行記全体を読んでみたい方はこちらへどうぞ

ペンタックス好きで山岳写真を写すなら、この教科書を買っておきましょう。ペンタックスのカメラとレンズの撮例がたくさんあります。



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