2016年12月14日水曜日

これまでに食べたとてつもなく美味しいもの 10選

僕は別に、グルメというほど御大層なものではないけど、食べることに関しては本当においしいものならちょっとぐらい高くてもお金を払ってきた。

だからこれまで結構おいしいものを食べてきた方だと思うけど、では、これまでの人生で一番おいしかった10の一皿を挙げろ、と言われると考え込んでしまう。美味しかった食事を思い出すと、それぞれに素晴らしいもので、順位付けなどできない、と思うからだ。

でも、自分の中に何年経ってもあまりにも鮮烈に思い出せる食事というのがあって、これを超えるものって多分それほどは無いよな、という一皿はいくつかある。
口に入れた瞬間にテーブルに突っ伏して、絶句したまま目を閉じて咀嚼し、全てを飲み込んだ後に呆然とした、というレベル。
皆さんも、そういう経験ありますよね?これを機会に、皆さんもそれぞれこれまでのすごい食事を思い出していただけたらと。


僕の場合を、ちょっと思い出せるままに順不同で書き連ねると、

1)浅草の紀文寿司
ここ、もう親方が亡くなったのであの奇跡の寿司を食べることができない。中央大学法学部卒という経歴の親方(笑)。以前友人たちを連れて行くと亡くなった後で、跡を継いだ人が寿司を握ってくれたのだが・・・・・・わざわざ行った友人たちには申し訳ないことをした。

2)仙台 秋保温泉の宗園
温泉旅館でこれほどのレベルの食事が出るとは・・・・・
特に、鮎そうめんが。今でも初夏に食べられるかも、だけど、本当にもう一度あのレベルで食べられるのかな?

3)横浜中華街 大珍楼のフカヒレ姿煮
お皿いっぱいに美しく透明なフカヒレがスープに沈んでいたので、はじめは姿煮なんて無いのかと思った。それほど上等のフカヒレとスープだった。

4)同じく大珍楼の上海蟹老酒漬け
生きたままのブランド上海蟹を老酒に数日漬けた生のカニ。ミソが絶品というか、悶絶。

5)福島須賀川の蕎麦
これはある企画で素人の蕎麦名人が採算度外視で最高の材料と最高の手間をかけて作ってくれたもの。どんな蕎麦屋に行ってもあれ以上のものが食べられるはずがない。

6)呉で通りがかりで食べた鯛のフルコース
軽く食事をしようと思って車で通りがかりで入った鯛専門の料亭。あまりにも高貴な鯛料理の数々でもう一度行きたいと念じながら、今ではその名前も思い出せない・・・・・確か、音戸大橋が遠くに見えるところだったような・・・・・

7)札幌 ジンギスカン本店
札幌中に数あるジンギスカンの店とは一線を画するとんでもないところ。

8)ラブレーのフレッシュフォアグラ
表面をカリッと焼いて中は完全に生のフォアグラ。マデラ酒の甘いソースがたっぷりかかって、デカいフォアグラがリゾットの上にべっとり載っているという頭がおかしくなるような一品。

9)乳頭温泉鶴の湯の一番高い囲炉裏のある特別な部屋に泊まった時の食事
「昨日、タモリさんが泊まられましたよ~」
と言われたこの部屋。
1万円程度で泊まれる囲炉裏の本陣は大人気で、半年前の予約解禁日にほとんどが埋まってしまうけど、この高い部屋はまだ少し予約が取りやすいかも。
高いだけあって、食事も本陣とは全然違う。
あの日、
「人生最後の食事に何を食べる?」
という話題が出て、僕の回答はこの食事、だった。何度かここに泊まったことがあるけど、この日はとにかく特別だった。
(もしかすると、タモリ用に特別だったものの残りだったのかも??)


とまあ、このぐらいで止めておきますが、これほど長年にわたって色々食べても、気絶しそうになる一皿ってほとんどあり得ない、というか、事故レベルの遭遇率なのである。しかも、二度と食べられそうにないもの多し。
(だから、常連の美味しいお店もここには登場しない)

なんでまた、こういうことを長々と書いてきたかというと、先日数年に一度あるかないか、というすごい一皿に出会ったからだ。
それがこれ。



例の代官山のラブレーで食べた時の事(本当はここでのクリスマス会を大人数で企画していたけど、事情によりキャンセルした、その個人的残念会)、マスターが、
「今日は、すごい牡蠣とキャビアが入ってます」
という甘い誘いに乗って軽い気持ちで注文したんだけど、なんとそのたったの一口が2200円(早く言ってよ~・・・)。後でその会計を見てギャフンといったものの、一口で食べたその味は、間違いなく上記の上位5選に入賞するすごさ。もう一度書くけど、
口に入れた瞬間にテーブルに突っ伏して、絶句したまま目を閉じて咀嚼し、全てを飲み込んだ後に呆然とした、というレベル。
「多くの方が、本当のキャビアの味をご存じないです。」
とマスターが言ったように、このポーランド産の生キャビア(と陸前高田の生牡蠣)の素晴らしさよ。
「キャビアなんか、高いだけのしょーもない珍味だ。」
などと勝手な断定をこれまで下していてすみません。本当のキャビアの味を知らなかったのは僕です。


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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。

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