2019年8月18日日曜日

雲仙ロープウエーで普賢岳を間近に見る迫力 HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AW

島原半島の中央部に位置する雲仙からほど近い、仁田峠(一方通行)の第二展望台では、とんでもない素晴らしい絶景が広がります。
まず息を呑むのが雲仙普賢岳。あの1991年の大火砕流をもたらした怒れる山です。
まずここでは、HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWにて絞りを絞って撮影しているので、くっきりカッチリとした写真になっています。さすがのスターレンズの実力です。

東側にレンズを向けると、そこに広がるのは南島原と対岸に見えるのが上天草方面の諸島です。
ここでの地図はこんな感じですので、仁田峠第二展望所というところから東側を見ていると思ってください。

レンズを少し北に向けると島原市の向こう側に熊本市などが見えてきます。


ここで、HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRという超広角レンズへ換装します。
上記の2つに分けた景色が一つに見えます。
ただ、超広角レンズを使って広大な景色を写す場合、気を付けなきゃいけないことがあります。
下の写真のように、例えば空に雲が無い場合、何もない空間が画面の大半を占めることになります。下側の木々も邪魔な感じです。

下の普賢岳の写真のように、雲があればまだ締まった写真になりますが、一番上の写真よりも迫力が見劣りしているのは否めません。この写真はすそ野に広がる火砕流の跡を見せたかったからレンズを交換したのですが、後で火砕流についてはご紹介するため、ここでは特に記載しませぬ。

この場所からの写真では火砕流の被害跡はあまりよくわかりません。左下に少しだけ見えていますが。

 仁田峠第二展望台程度であまりに素晴らしい景色だったので、その先にある雲仙ロープウエーにここは登っておかねばならぬところです。
往復1260円なので、比較的安いロープウエーです。


ロープウエーはグングン登って行き、下の方に車を止めた駐車場を見下ろしながら雲よりも上まで行きます。

山頂駅に到着。
おおお、雲の向こうに原城方面も見えます。

 下は、雲仙方面。中央に見えるおしどりの池の左が雲仙です。
 と、実はここ、ロープウエーを上がっただけでは普賢岳はよく見えません。この展望台から5-10分ほど頂上の展望台まで階段を登る必要があります。

その景色がこちら。
すげええええ景色だ!

火砕流が駆け下った跡もはっきりと分かります。この火砕流は後に土石流となったりして、海にまで達しています。

ここで再度、HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWへと換装します。急にビシッと締まった写真になったのが分かりますね。やはり、PENTAXの人はこのレンズが必需品かと思います。
まずは南島原方面。何度写しても素晴らしい景色です。対岸の天草の諸島が美しい。
この写真から、ここは雲と同じ高さに位置していることがよく分かります。
(ちなみに付着したごみのようにたくさん見えるのは、群れをなして飛ぶトンボです。ハチじゃなくて良かったですよ)

下が火砕流の跡をアップにしたところ。草原のように見える箇所が火砕流が流れた跡。この火砕流の後に、91年6月3日、中央の小山に見える丘の左側を回って大きな人的被害をもたらした火砕流が発生します。
次回は、その小山の右側に見える旧大野木場小学校跡をご紹介します。

下の動画は、上の写真の草原のように見える場所を駆け下った始めの大規模火砕流の画像と思います。この時はまだ、人的被害が出ていなかった時のものかと(間違っていたら申し訳なし)。


こうしてHD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWという超有能スターレンズで山を撮ると、HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRとは全く違う迫力になることが分かります。
普賢岳の緑に見えるところが元々の普賢岳。上側の灰色の部分が噴火で盛り上がった新山です。

これほど美しい島原が大きな災害に見舞われてしまったことに悲しさを覚えるのでした。








0 件のコメント:

コメントを投稿