バラの無い空間がない港の見える丘公園 smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited

 毎年この公園のバラの季節を楽しみにしている。

これほどのバラが高密度に咲いている楽園がこの世にあろうか、とも言える圧倒的なところで、初めてこの季節にここを訪れた人は大抵たまげる。

今回もレンズ選択に悩んだものの、K-1にとっては神レンズの一つに挙げられるsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedの一択にて挑んだ。

このレンズは、他の素晴らしい写りのレンズとは一線を画す味わいが見どころ。ピント面はカチッと主張するのだが、アウトフォーカスの美しさよ。

GWの港の見える丘公園はもちろん多くの人出ではあるのだが、ここで人を写さずに撮り歩くのも一つのテクニックだと自負している次第だ。エッヘン。

このバラのトンネルの手前に、抱えられたワンちゃんを写してしまう心憎さよ（笑）。こうして、少しだけぐらいは人の気配は入れてみたりする。

横浜の予算は巨大で、公園の花にかける金額はハンパないことが分かる。足元に広がるお花畑も見どころだ。

このピント面とアウトフォーカスされた場所の素晴らしさを観てよ、奥さん。

これがこのレンズの実力ですよ。

逆光に輝く黄色いバラのトンネル。

ここが一番の人気の場所なのだが、ここで無人の写真はなかなか困難だ。が、こうしてたまには人を写すのも悪くないとも思っている。

あえてバラの方をアウトフォーカスしたりして。

バラの無い空間を探すのが大変な公園だと分かって頂けるかと。

逆光で花を写す時は露出が難しく、挑戦し甲斐はあるのだった。