HD PENTAX-DA 15mm F4 AL LimitedHD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR でも書いたけど、リミテッドレンズのその高級感は毎晩カメラに付けたまま撫でまわしたいほど。その所有欲を満たす美しさは、ちょっと高いレンズだけど買って良かった、という説得力を持つに十分だと思う。
HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR よりも格好的に良いと思えるところは、コンパクトなのでギュッと詰まったデザイン感があり、それがK5Ⅱsと組み合わされることで凝縮したデザイン性を見せること。
僕はペンタックスの特徴である、レンズの緑ラインは大好きなんだけど、高級感でいえばどうしてもこのHD系リミテッドレンズの赤ラインを一押し、とせざるを得ない。
のっけから見栄えばかりの話題でミーハー的なんだけど、レンズは所有して初めてその所有欲の満たされ方に気付くもので、心の満足度には高級感って大事なんだなあ、とリミテッドレンズを使ってみると改めて感じるのだった。
などと、写り以外のことばかりじゃなく、写りについて。
1)広角で単焦点!
これって、贅沢なことだと思う。
広角で単焦点。だからこそ、隅々までひずみのあまりないしゃっきりとした写りを楽しめ、いわゆるリミテッドレンズの味、というものを躊躇なく楽しめるというものかもしれない。
特に、空を広く美しく撮りたい人は、これじゃないですか?
2)ポートレートレンズとして
これは、端の方で人物を写すとやはり横に少し広がった写真になります。
単焦点とはいえ、どうしてもこれは広角の宿命なんですね。
まあでも、ものは考えようで、テーブル席のすぐ目の前にいるモデル1号を写しても、中心付近で写せばひずむことはなく十分な描写力を感じる仕上がりが伝わると思う。店内を広々と、しかも手前から店の奥までのパンフォーカスは広角の特権だ。
これ、両端をトリミングしているんだけど、理由は右に座る女性の顔がモロに写っていたから。広角は、色々と写したくないところまで写してしまうのが難点。
でも逆に考えれば、こうやって広角の両端をトリミングすることで、ポートレートでもちょっと普通じゃない感じの描写が得られると思いませんか?
3)軽量コンパクト
これは意外に重要。いや、すごく重要。
旅行に行って、あまりカメラを重くしたくない時は、例えば軽くて汎用性の高い標準レンズHD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WRなんかを持ち歩くのかもしれないけど、ちょっとこれだけじゃあ物足りなくてもう1本と思う。
そんな時、ほとんどポケットに入れられる有能な交換レンズがあればすごく重宝する。
それが、これ。
特に旅行では、広角で写したい風景がたくさんあるもんね。
(もっと広く写る広角でも、 例えば Sigma 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMなんかは重くてかさばるので旅行時のお留守番が多い。そんなことを考えれば、レンズは使えてナンボだ、と思う)
4)高い耐逆光性能
やはりHDコーティング。
強い逆光にもひるまないで撮影に臨めるので、思い切った風景を狙えるのだ。
収納式フードもなにげに可愛いし、効果があるのだった。
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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。
初めまして。
返信削除私もペンタックスユーザーですが、こちらのレビューを読んでHD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limitedを購入しました。
まだ勉強中ですが、色々と撮って行きたいと考えてます!
険酷隧さん
返信削除こんにちは。良いレンズを買われたと思います。
僕はAPS-Cからフルサイズへ移行したので、色々なレンズが使えなくなって手放しましたが、その中でも一番別れがつらかったのがこのレンズです。
小さくて高級感あふれていて写りが良い。
フルサイズでは、そんなレンズはもう無いですから。
是非、活躍させてあげてください。