2018年10月11日木曜日

スイス旅行記(最終回) 雨上がりのグリンデルワルトは静かに暮れ行く

お疲れ様でした。本日をもって長かったスイス旅行記は最終回となります。
これにて全観光工程を終わった、とクライネシャイディック駅で気を抜いた瞬間にアイガーには雲がかかり始め、列車で下山するころにはこんな感じのアイガー北壁です。

もう存分に拝ませていただきました。感謝・感謝。

グリンデルワルトに戻ってからは自由時間。家族でゆったりと散歩と買い物をします。
今回、これまでアップしたような気合の入った写真はありません。あくまでも気を抜いてダラッとしたスナップ中心なので、最終回という割には写真の内容は期待しないで下さい。
この写真の後、グリンデルワルトにはサーっと雨が降ります。
ただ、家族が帰国してスイスを思い出して「またあそこに戻りたい」と切実に願い反芻したところは、マッターホルンなどの超絶観光地ではなく、この雨上がりの平凡なグリンデルワルトの散歩だったことはお伝えしておきます。
ここから下は、HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWでのスナップで締めくくります。

グリンデルワルトのメインストリートを外れると、すぐにこんなハイジの世界。普通こういうのって観光用にここだけ整備されているんだろ?って思いますよね。
驚くべきことに、スイス全土がこういう風景に満ち溢れているのです。どういう国民なのだ、とそのレベルの高さに感服します。

どうせやることもないので、家族で歩きます。グリンデルワルトの街外れを延々と歩きます。
雨上がりで気持ちの良い空気の中、風景はずっとこんな感じです。この頃にはあまりにも当たり前風景だったからあまり写真を撮らなかったけど、もっと撮っておけば良かったと今さらながらその特別感が染み入ります。
HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWというレンズ。なんとも物語を語ってくれるレンズだと痛感。

ふとアイガー方面に目を向けるとこんな感じ。
そうだ、あっちの方へ行ってみよう。しかし、こんな暮らしをできる人たちが住む国、どんな国なんだよ。これ、特別な景色じゃないですからね、ホント。

随分歩いてやっとここまで来た。家族みんな無口。去り難き国スイス。

牧草が通り雨を吸って、爽やかな風になっています。目を上げればアイガー北壁。夢の国か、ここは。

氷河が解けた川は毛嵐のようなもやになっています。橋の上からこの川を見ながらまた家族は無口になっています。

グリンデルワルトなんて、メインストリート1本の小さな街です。でも、小さな女の子の孫を連れたおばあちゃんと挨拶したりしながら散歩すると、ここで暮らす幸せと、あくせく働いてゴチャゴチャと暮らす日本とをどうしても比較せざるを得ません。なんなのだろう、この違い。

この後ホテルに帰って豪華なディナー、ではなく、スイスワインと生ハムとチーズとパンを買って部屋のテラスで今回の旅行を家族で反芻しながら食べました。
最後は、静かに静かに終わっていくスイス旅行でした。
今回の僕のスイス旅行記全体を読んでみたい方はこちらへどうぞ

ペンタックス好きで山岳写真を写すなら、この教科書を買っておきましょう。ペンタックスのカメラとレンズの撮例がたくさんあります。



3 件のコメント:

  1. はじめまして。いやぁ、本当に素晴らしい天気で感動しました。
    私も去年初めてスイスに行ったんですけど半分は曇りだったので凄く羨ましいですが、
    当時を思い出しながら、そして見れなかった景色も補完できたので嬉しいです。

    Kー1持って行くの断念してしまったんですが、シータでディアボレッツアだけは撮ってきました。
    https://t.co/41Ym7hD3cv?amp=1

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  2. https://twitter.com/yu_py/status/884776488473468928?s=21

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  3. ゆーぴーうどんさん
    こんにちは。ゆーぴーうどんさんのような方をお待ちしていました。
    スイスは素晴らしかったですよね。半分曇り、というのはアベレージみたいですね。今回全て晴天というのは本当にラッキーでした。長年添乗員をやっている女性からも、こんなことはほとんど経験ないと驚かれました。
    見られなかった景色を楽しんでいただけて、それだけでもこれらの記事を書いた甲斐がありました。

    K-1を断念はもったいなかったですね。
    シータの景色、ありがとうございます。こちらもあの時のことを思い出せました。

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