2018年10月8日月曜日

スイス旅行記(14章) アイガー・ウォーク(槇有恒のミッテルレギ小屋ってこれかあ・・・・!)

ユングフラウヨッホ展望台にて絶景に悩殺されてから鉄道にて下山、なのですが、
まだこのツアーは企画があるんですね?あるんです。
アイガーグレッチャー駅で途中下車してクライネシャイディック駅までのガイド付きハイキングです。このHISのパックツアーは本当に素晴らしい企画てんこ盛りだった。駅を降りて歩き始めると、その後ろには迫力のユングフラウ三山がそびえ立ちます。これらをこの場所から一度に写すことはHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRという超広角レンズを以てしてもちょと厳しい雄大さ。下の写真は左がアイガー、右がメンヒです。アイガーグレッチャー駅名の由来は、メンヒの下を流れる巨大な氷河から来ています。

ハイキングしている場所からは想像を絶する三山の姿を常に眺めることができましたが、基本的にずっと逆光でした。しかしこの、HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRってのは日光が直接入射するひどい条件でも全く動じないとてつもない実力を持っていますね。見てくださいよ下の写真。この悪条件で手前のアザミから三山(左からアイガー、メンヒ、ユングフラウ)まできれいに写っています。高いレンズですが、それだけの価値は必ずあります。K-1を買ってこのレンズを買わないという選択肢は、多分ないです。

 ユングフラウの迫力を出すのを狙って、ローキーにて。階調をきちんと出せてれば、ローキーも良いもんでしょ?


美しい貯水池そばをユングフラウ鉄道が走ります。まさに、「世界の車窓から」の世界です。このハイキングはあの貯水池を通っていくらしいので、逆さアイガーを撮ってやるぞ、と。うひひ。

アイガーとメンヒ。ひどい逆光だけど、それをものともしないレンズです。ただ、これほどの逆光の時は、念のためRAWで撮影しておく方が良いですね。
この日は9月初旬ですが、丘の草はすでに紅葉が始まっています。

メンヒとユングフラウ。みんな口を開けてのハイキング。
添乗員のペーター原口さんはツアーの間、彼女的にはもはや珍しくも無くなった観光地の写真など撮っていませんでしたが、ここにきて初めてはしゃぎ始めて写真をバシバシ撮っていました。
「こんなにきれいなユングフラウ三山ってほとんど経験ないです~」
さもあらんや。

それほど素晴らしい天気の中でのハイキングの写真です。ユングフラウ。何度でも写します。

後ろを振り返って、アイガーとメンヒ。何度でも写します。

さて、いよいよ見えてまいりました。超難関アイガー東東陵(ミッテルレギ)からの初登頂を日本人が果たした(1925年)という偉人 槇有恒(まきありつね)氏が寄贈した山小屋です。
この下の写真、あの時のハイキングの気持ち良い空気感が出ていてすごく好きです。雲もきれいなアクセントになってます。

ちなみに、もともとこの寄贈されたミッテルレギ小屋(1万スイスフラン!)というのは、下の矢印の場所(ミッテルレギ稜)に建てられていたのですが、今では小屋は新しいものになって寄贈された小屋はこちらへ移築されたようです。そのエピソードを知っていたので、感慨も深いです。(下の写真はグリンデルワルトからの写真なので、このハイキングでは写せない角度からのものです、念のため)

この15-30mmレンズって、このように望遠端の30mmで写すとユングフラウは表情を変えてなかなかの迫力になります。

と、そこへ、ユングフラウ鉄道が降りてきました。タイミング的に鉄道写真ファンの方々からはお叱りを受けそうな写真ではありますが、不意なことへの対応だったので申し訳なし。

到着です、旧ミッテルレギ小屋。そこには裸で日光浴をする外人が。欧米人って、天気が良かったらすぐに日光浴するんだよね。「なに俺の裸を写してるんだよ」ってな目でこちらを見られてもなあ・・・・・
しかしここ、観光地のど真ん中だぜ?w
でもまあ、写真的にはアクセントになっている良い写真になったと思います。

振り返ってアイガー・メンヒの同じような写真を撮りますが、下った場所で構図が違うためこれはこれで別途掲載する価値がある写真かと思ってます。しかし、超逆光だというのを忘れさせてくれるレンズです。

で、その構図に小屋を入れるとこんな感じです。例の外人は、日本人がたくさん来たので立ち去って行きました。

会いたかったよ、ミッテルレギ小屋ちゃん。これの資金の大半を寄付した槇さんって本当にすごい人だったんだな、と現地で感動します。しかしそれとは別に、この小屋を、1924年にどうやってあの場所に建てたんだろう。それはそれで世界の7不思議。

観光客(ハイカー)が少なかったのもこの日の運の良さ。
こうして小屋を離れて撮っても、人が写りこみません。

写りこみません。

立ち去りがたいミッテルレギ小屋よ。

こうして離れて撮っても人が写りこまない閑散としたハイキング。とにかくどう撮っても絵になる素晴らしいハイキング撮影。

さてこの後、雪崩に遭遇することになります。

今回の僕のスイス旅行記全体を読んでみたい方はこちらへどうぞ

ペンタックス好きで山岳写真を写すなら、この教科書を買っておきましょう。ペンタックスのカメラとレンズの撮例がたくさんあります。






0 件のコメント:

コメントを投稿