2017年11月22日水曜日

HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR レビュー 今まで買っていなかったことを後悔

高いし、デカいし、重い。
こんなレンズを買うかどうかずっと悩んで、そしてついに買っちゃいました。
当初、K-1を買ってからも超広角レンズとしてはAPS-C機時代のレンズSigma 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMを使っていました。望遠端16㎜だけは四隅のケラレなく使えたからです(僕も、カメラ関係に費やすお金が潤沢にあるわけじゃありませんのでね。せこくやってます)。こんなに軽くてコンパクト(ってフルサイズになって初めて思えるようになった)なシグマの超広角レンズを持っているのに、あんな、高いし、デカいし、重いレンズを買って良いものか、どうか、とずっと考えていたのです。
そしてついに買ってみて、
「K-1を買ったときに、どうして一番初めにこのレンズを買わなかったのか」
と激しく後悔しました。素晴らしいレンズです。早く買わなかったことをこれほど後悔したレンズはFAリミテッド以来のことです。
K-1を買って1年半ですよ、1年半。その間にこのレンズで撮りたかったシーンはたくさんあったなあ・・・という思いが去来します。

そしてついに、これを買った僕の気持ちをモデル2号が表現してくれました。

ここは横浜港シンボルタワー。色々と超広角を試す場所があります。自分の影まで写っちゃうのも超広角の魅力だったりします。

いやもう、マジでしびれるんだけど。
 ここより下では、港の見える丘公園でたくさん撮った撮例をご紹介します。

まずはイギリス館の中の生け花。「伊藤庭花」先生の作品かと。素晴らしいです。
まずは23㎜という普通の広角にて。非常にしっかりとした描写で、隅々まで破綻なくかっちりとしてます。

次に広角端の15㎜にてこの生け花を写しますが、素晴らしい迫力になります。F値は4.5ですが、微妙なボケ味としっかりとした描写。実力のしっかりした超広角レンズと言うのはこういう写りをするのか、と、本当の驚きはここから始まりました。

港の見える丘公園の秋バラは今が満開。
夕暮れ時の空に浮かび上がるバラは、このレンズをもってすればこんな感じになります。左に見えるのが、上でご紹介したイギリス館です。

相当暗くなった夕暮れの噴水を手持ち撮影で。ぶれませんとも、ええ。


下の写真は、僕のお気に入りの一つです。
何が凄いって、かなりの近景から無限遠まで素晴らしい解像度で写せています。いやもう、こんな写真が撮れるんだ、という驚きがあります。
すごくヨコハマらしい、ですよね。
パンフォーカスなのに、絶妙な立体感があります。

下もお気に入り写真。
実は真っ暗な現地、に浮かび上がる花束を写してます。もちろん三脚があるからこそのこの写真ですが、影と空と遠景のレストラン、というわき役もしっかりと写り込んでいます。
なんだろ、HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRだともう少し平板な写真になるところが、このレンズではドラマチックに写ります。このレンズ、スターレンズに決定!

ベイブリッジをくぐる飛鳥Ⅱの出港シーン。いや、日本郵船の煙突だったので多分そう。
アップにしていただき、その高精細をお楽しみください。
(って言っても、圧縮されてアップしてるからなあ・・・・)

なんつーの、このパースペクティブ。
これだけ近くを写しながら、遠景も高精細。どんだけ高性能レンズなのよ、と。

このレンズの驚きは、これほどの広角が、しかも夜間の長時間露光で素晴らしく解像することです。4Kディスプレイでご覧あれ。きっと感嘆します。
(って言っても、圧縮されてアップしてるからなあ・・・・再)


自分がやりたいと思う、どんなことでも出来ちゃう恐るべき高性能レンズ。
参ったな、HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8ED SDM WRがかすんじゃったよ。

で、短所ですよね、短所。
もちろんこの、デカさと重さ。こりゃあもう、ホント腹立つレベルですよ。HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRなんて可愛いもんだと思うようになります。長く使うと手首がだるくなるレベルかと。
いや、それについては分かってて、納得ずくで買ったんだから文句は言うまい。皆さんもそれについては文句を言ってはなりません。
想定外には・ら・た・つのが、茶筒ですわ。キャップね。

ワイ
「お、ええ被写体がおるやんけ。せや、ちょっと撮ったろ。
キャップを取って、これをズボンのポッケにしまって・・・・ん?入らん。
じゃあ上着のポッケに・・・・も入らん。茶筒!
えーと・・・・・、どうやってこれを、おいちょっと・・・
いや、被写体がどっかに行ったで・・・・
おーい!!!」

ということで、このレンズを買う前に、茶筒が自分のポッケに入らなければどうしよう・・・ということを考えた上で、行動を始めましょう。

そんな鏡胴なので、フィルタワークもすこぶる大変です。
下のようなフィルタフォルダが必要になりまする。

            




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