PENTAX KP用レンズ 僕だったらこういうポートフォリオにしたいという妄想

APS-C機のKPって発売された当初はK3Ⅱよりも小さいから安いカメラかと思いきや、全然高いカメラじゃないですか、と驚いた記憶があります。

若干ネガティブな印象から始まりましたが、今ではすごく欲しいカメラでもあります。まあもちろん、もはや僕はK-1を持ってるし、これ以上カメラを買うと妻に首を絞められるので買いませんがね。
リトルK-1と言われるKPが高感度を含めた高性能であることは言うまでもありませんが、このカメラの良いところはコンパクトで高級なマグネシウム合金ボディの品質感が密に詰まっているところです。これは、所有すればその気持ちよさに陶酔するんじゃないかと思います。正直、これを開発した人はかなりセンス良いです。
改めて、APS-C一眼レフの価値観を問い直している機種だなあ、と。
大体、フルサイズにするとレンズもすごく高いものに買い替えなければならないし、しまいにはスペックの高いパソコンを買い直す必要が生じたりします。フルサイズデータをRAW現像するためには、CPUはCore i7搭載のPCにしなければならないでしょう。Core i5機種だと使い物になりません。そして４Kディスプレイもついでに必要になります。だから、そんなことにならないためにも、高品質のAPS-C機を買うってのは常識的に良い選択だと思うわけです。
こうして日に日にKPラブが募ってきている今日この頃、というのもあるし、僕の周りでペンタックスのカメラを買おうか、という人もちらほらいたりします。だからもしも僕が今、KPを買ったらどういうレンズを揃えるか、ということを妄想を交えて書こうと思います。

これらを考える中で、コストはできるだけ最小限で、しかもKPに相応しい高品質・高性能なレンズということを考慮に入れての選択です。


さて、KPのための一番大事な標準レンズですが、先日書きました通りHD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR一択です。その理由をもう一度まとめると、高級感が密に詰まったKPに相応しい高級感と格好良さ、そしてその味わいのある写りです。しかし僕のレビューにも書きましたが、ちょっとコツが必要なレンズではあります。
KPをシルバーにして、このレンズもシルバーにしたら、マジ格好良いですよね。このことを妄想するだけで、KPが欲しくてたまらなくなります。
HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR

上の標準レンズの画角20-40ｍｍではその範囲が狭いため、望遠レンズは欲しくなるでしょう。
ペンタックスのAPS-C機用の望遠レンズにはスターレンズをはじめとした多様な素晴らしいレンズがありますが、ちょっと高いですよね。そこで僕はあえて、単焦点の超絶優秀望遠マクロレンズをお勧めします。smc PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WRです。
なんだよ、望遠って言っても100ｍｍしかないのか、って思うかもですが、APS-C機で100ｍｍといえば、フルサイズで約150ｍｍです。結構な望遠ですよ。しかもこれは単焦点という贅沢さであり、F2.8という開放で撮っても素晴らしくくっきりとした写りと美しいボケ。しかも超絶優秀マクロ。しかもコンパクトでアルミ躯体の高品質。これは必ず揃えておかなければならないレンズの一つです。
smc PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WR

で、標準レンズHD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WRの広角端20ｍｍですが、結構な広角です。これだけの広角画角があれば、超広角レンズなんて必要なさそうですが、あれば写真の幅が相当広がりますし、うれしさも倍増します。しかし超広角が必要なその瞬間のためにいつも持ち歩く必要があるため、コンパクトで軽量というスペックが必要とされます。以前シグマの8-16ｍｍというレンズを持っていましたが、大きくて持ち歩くのが億劫だったので、結局使用頻度はとても低かったのです。
そこでこのレンズ、HD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limitedが本当に素晴らしかったと、今でも思い出すレンズです。高級感のある作りでコンパクト。
K-1を買ったとき、フルサイズでは全く使えないと分かって、一番ショックだったレンズです。別れもつらかった。
HD PENTAX-DA 15mm F4 AL Limited

とりあえずはこれら３つのレンズで僕的にはほぼセットは完成と思うのですが、是非揃えて欲しいのがポートレート用レンズで、これはもう間違いなくFAリミテッドレンズだ、ということになります。
これらについては、また今度。