しかし、ガイドの女性からい意外な言葉が。
「この御所は鎌倉後期から室町時代にかけて作られた場所で、平安時代は二条城付近にあった」
とのこと。
しかもありとあらゆる時代に火災による焼失を繰り返して、今の御所にお住まいになられていた天皇は幕末の孝明天皇と明治天皇だけとのこと。
うむむ・・・
平安の頃からの御所を想像して訪ねた割には、相当新しい施設じゃないですか。
と、今更文句を言ってもしょうがないので、楽しむことにします。
下は、紫宸殿。
大正天皇・昭和天皇の即位の礼が行われた場所。
これ以上近くには寄れませんが、素晴らしい格式です。
若干順序は異なりますが、下は諸大夫の間。控室です。
畳の縁が赤色なのは、格式がかなり下、という意味らしいです。
ちなみに、一緒に回った人たち。結構外人も多く、にぎわっているのは良いのですが、観光客を入れない写真を撮るのは大変です。
こちらは位階の高い方の控室。三位以上、ということなので、水戸黄門以上、ということになります。ふすまは虎。ただし、この当時誰も見たことがないので、猫をモデルに書いたそうだ。
って、知らない方が多いでしょうけど、天皇が日常で執務されていた場所で、ここに出入りできる方々が、いわゆる「殿上人」と呼ばれていた人たち。
歴史好きならば、「おお~!、ここが!」とうなずかれることだろう。
あのあれです、源氏物語とかは、この辺りを中心に描かれる人間模様、ということですよね。
下がその、源氏物語絵巻を参考に作られた執務室。
そうそう、これこれ。
この世界が好きな人ならば、この写真だけで飯が三杯食えるはず。
京都の暑い!夏を涼しく過ごすことだけを目的に作られた建物なので、もちろん冬がメチャ寒い。
だから防寒着として十二単というとんでもない衣服が着られていたようです。すごいね。
まだ続きます。
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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。
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