レンズの絞りとその解像度を比較検討しようじゃないか、というものです。
一般に、レンズの絞りを最大に開ければ(F値を最小値にすれば)、柔らかくて背景がぼける雰囲気ある写真になるけど、鮮鋭度が落ちます。
F値は4-8ぐらいが最もくっきりとした写真が撮れます。
そして、手前から奥までピントを合わせるためにF値をあまり上げ過ぎると、「回折ボケ」といわれる不鮮明さが表れます。
ということで、各レンズではどれほどこの傾向があるのか、ということを実際の撮例で検証してみましょう。
三脚を使って、AvモードでF値を変更しあとはオートです。
まずはF値開放1.8から最大値22までの全体画像を比較してみましょう。クリックをすると画像は大きくなりますが、サイトの関係上原画像にはなりません。
この全体像をみても、F値1.8(絞り開放)は何となくベールがかかったような柔らかくモヤッっとした感じがあります。
また、若干白っぽい明るさで写ってます。
まあこの辺が、女性を写すポトレ用としては都合が良いというか、あまり粗を写さずきれいに写せる秘訣ということになりますね(笑)。
そして、F4-8では急激にくっきりとした、このレンズの本当の実力というものを発揮し始めます。
ところで、このレンズでたまに指摘される、開放での周辺減光ですが・・・・・
見られますか?
いや、目を細めて粗を探す気でみるともしかしたらあるのかなあ・・・・
というか、こういうのって、気にしなきゃいけないレベルなんですかね? 僕はよく分からないです。
50mm f 1.8
50mm f 4
50mm f 8
50mm f 16
50mm f 22
上記のように全体像ではその違いがはっきりとは分からないので、ほぼ100%に拡大・展開した画像の一部で比較したのが以下の写真です。
絞り開放ではモヤッと柔らかく、F4-8はかなり鮮鋭に写ってますし、F16までは鮮鋭さが高いことが分かります。
ただ、さすがにF22まで絞ると回折ボケが強くなりますが、それでも開放と同じぐらいですね。
ということで、このレンズでパンフォーカスを目指す意図があるならば、F22まで絞りきるのも有りなんだな、ということがよく分かりました。
50mm f 1.8
50mm f 4
50mm f 8
50mm f 16
50mm f 22
(総評)
まあとにかく、このレンズがたったの1.5万円程度というのに改めて驚かされる結果となりました。
上の拡大写真がどの範囲を拡大しているか分かりますよね?
いやはや、すごいもんです。
このレンズのレビュー(僕の)
アマゾンでの現在の価格 smc PENTAX-DA 50mm F1.8
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ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。
「ホンマか?」という突込みは、どうかひとつ・・・・
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