レンズの絞りとその解像度を比較検討 第二弾です。
初めてここに辿り着いた人用に、smc PENTAX-DA 50mm F1.8でのテストと同じ文面を使いまわしたりしますので、ご容赦を。
一般に、レンズの絞りを最大に開ければ(F値を最小値にすれば)、柔らかくて背景がぼける雰囲気ある写真になるけど、鮮鋭度が落ちます。
F値は4-8ぐらいが最もくっきりとした写真が撮れます。
そして、手前から奥までピントを合わせるためにF値をあまり上げ過ぎると、「回折ボケ」といわれる不鮮明さが表れます。
ということで、各レンズではどれほどこの傾向があるのか、ということを実際の撮例で検証してみましょう。
三脚を使って、AvモードでF値を変更しあとはオートです。
まずはF値開放2.4から最大値22までの全体画像を比較してみましょう。クリックをすると画像は大きくなりますが、サイトの関係上原画像にはなりません。
この全体像をみると、smc PENTAX-DA 50mm F1.8のように開放で明らかに柔らかな感じになった、という感じは見られません。
このsmc PENTAX-DA 35mm F2.4 ALというレンズ、開放から絞り切ったところまで、一見ほとんど画質的に変化が無いように見られます。
35㎜ f 2.4
35mm f 4
35mm f 8
35mm f 16
35mm f 22
上記のように全体像ではその違いがはっきりとは分からないので、ほぼ100%に拡大・展開した画像の一部で比較したのが以下の写真です。
ビル屋上のアンテナ、外壁のタイルの線や窓枠などの鮮明度に注視してチェックしてみてください。
絞り開放でも不鮮明さはほとんど見られず、F4-16まではかなり鮮鋭に写ってます。
ただ、さすがにF22まで絞ると回折ボケが強くなりますが、それでもここまで拡大しないと分からないレベルだ、ということが分かります。
ということで、このレンズでパンフォーカスを目指す意図があるならば、F22まで思い切って絞りきる、というのは積極的にやっても良いテクニックであると言えるでしょう。
35mm f 2.4
35mm f 4
35mmf 16
(総評)
このレンズの評価は 「凄まじいコストパフォーマンス」。
これに尽きると思います。
キットレンズだけの方。このレンズだけでも買っておかれるべきです。
単焦点の楽しさ、素晴らしさにきっと心を奪われるでしょう。
このレンズのレビュー
アマゾンでの現在の価格 smc PENTAX-DA 35mm F2.4 AL
面白いと思われたら、ブログの励みになりますのでボチッとな、とお願いいたします。↓
ちなみに、ランキングでの題名は、「どうして、ペンタのレンズは凄い写真が撮れるのか?」です。
「ホンマか?」という突込みは、どうかひとつ・・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿