今回使ったのはHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRという超広角と、中望遠である神レンズsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited。
どちらをタイトルに使おうか、と考えたけど、一枚目の写真に選ばれたのがHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRのものだったので、やはりそちらに軍配が上がった今日の撮影でした。
この気球体験をするためだけにトルコに行ったって良いぐらいです。
当日の起床は真っ暗なうちからで、現地についても相当暗し。下の写真は高感度なK-1だからであり、本当はよく見えないぐらいの明るさ。
大体こんな感じだったかと。
始めのうちは送風機で空気を入れていましたが、いよいよ点火。あっというまにバルーンは起き上がります。
「さあ、乗って!」
と言われ、緊張の瞬間。かなり大きな音でバーナーは吠えます。
いよいよ離陸。浮いた!
こえーよー。大丈夫だろうね。
真ん中がパイロット。この人、実はすごく上手い人だった、ということが後ほど分かります。
うちの気球は比較的早めに浮きあがりました。その数、約百機という気球が同時に舞い上がっていく壮観な風景です。
まだ、朝日は全く見えません。
パイロットは日本人相手には
「スゴイネー、スゴーイw」
と言ってくれます。日本人がそれしか言わないからでしょう。
しかし、それ以外のボキャは絶対に出てきませんよ、ここでは。
ここでは動画を見てもらいましょうか。
その時の雰囲気が分かって頂けるかと。静寂の世界とバーナーの轟音。
スゴイネー。
朝日がついに姿を見せました。
見せた、というよりも、見えるところまで気球が上昇したという方が正しい。よく考えたら、とてつもない高さに自分たちがいることに気付きます。
なんかさ、この高さ、ヤバくね?
徐々にカメラを持つ手が震えそうになります。
朝日が昇ると、トルコの富士山(エルジェス山)が紫色に浮かび上がり、一気にあのカッパドキアが茜色に輝き始めます。
この写真、大好きな写真となりました。
多くの気球も、朝日を受けて輝いています。
まあ気球なんて100mぐらいをフワフワと漂う軟弱な乗り物と思っていたわけですわ、浮かび始めは。ちょろいもんだ、と。
しかし、この頃にはそんな余裕の気分は吹き飛び、ひたすら足が震え始めています。
パイロットは現在の高度5700フィートとか言っています。って、えーと1/3にすると何メートルだ? 深く考えるのを止めます。
この辺りの写真が一番高度が高かったのかもしれません。
いやもうホント、今いる自分は目を疑うばかりの場所にいる、という感じです。
気球は徐々に高度を下げていき、余裕で景色を見られるようになりました。
ここらで超広角からsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedという中望遠にレンズを換装です。
超広角からこの神レンズsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedに換装すると、これはこれで全く違う写真が撮れて、やはり素晴らしいですね。
カッパドキアの有名な観光どころもはるか下にそそり立ってます。
織りなす山のひだが朝日を受けて美しく染まっています。
自分は今どこにいるのだ?と改めて信じられない世界にいることを実感します。
さらに気球は高度を下げていき、朝日に輝くカッパドキアの風景の中に突入していきます。
あれほど密集して大量の気球が飛んでいて、今もこうしてすぐ近くを気球が飛んでいるのに、よく接触事故とか起こらないものだと感心する。
ただし、乗っていて事故が起こるかも、という不安は一切感じない。
この写真は、低空で吹く風向きを捉えて、行きたい方向へ気球をコントロールしているところ。高度によって、風向きが違うんですね。
って身構えていたのですが・・・・なんと!
着陸!
驚くべきことに、ドンピシャで待機している車の荷台へ着陸させました。下の写真が着陸したそのまんまの位置ですよ。
いやもうありえんわ。5cmも位置がずれていないと思う。すごい腕前のパイロットだったんだな、と。
乗客から拍手喝采された彼曰く、
「イヤー、キョウガハジメテ ヒトリデ、キキュウニ ノッタヒー」
だって(笑)
恒例のシャンパンタイム。
シャンパンの栓が勢いよく天空へ飛んでいきます。
空へ!
トルコ旅行記まとめ
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