2018年6月28日木曜日

K-1を買ったら1本目のレンズをどれにするか? 本気検証 smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited

僕の古い親友と、最近お互い色々生活が落ち着いてきたためか、親交がまた深まったりしてます。その彼が僕のブログを見てペンタックス・ラブが高まったようで、K-1を買うつもりになったようです。
さて、K-1を買うのは良いけれど、1本だけレンズを買うとすれば何が良いのか、ということを本気で考えてみましょう。もちろん、お金がふんだんにあればまずは大三元レンズを3本そろえることをすれば良いんですが、普通は1本か2本がやっとこさですよ、我々。
そんな事情の中でこれは、特に親しい人へ向けての記事になってます。だからかなり本音ベースの記事です。って、いつも本音で書いてますが、より僕個人の独断と偏見と好みを反映させています。

フルサイズのカメラにレンズ1本だけってなると、まず普通はHD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRを勧めますよね。このK-1という素晴らしいカメラに相応しい大三元標準レンズです。特に、このレンズを持っていると、広角側が24㎜まであり、相当広い空間を写すことができます。もう超広角レンズなんて要らない、と思うほどです。ありとあらゆる場面で、かなり優等生なレンズでいつも期待した素晴らしい結果を残してくれます。しかし、予想の斜め上で驚く結果を期待したいレンズではないかと(とはいえ、普通に勧めるなら1本目はこのHD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRです、まちがいなく)。
 そこで僕は、友人に対してはHD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WRという大三元標準レンズを敢えて買わずに、ペンタックスの至宝FAリミテッド3姉妹のどれかを買ってはどうか?と勧めたいと思います。
ちなみに、本日アップしている横浜の写真は、すべてFAリミテッドの長女smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedにて撮影しています。そう、あのペンタックスのラスボスと言われているレンズですね。どうせ最後はこのレンズに辿り着くんだから早めに買っておけ、と言われています。

2018年6月23日土曜日

モデル2号ポートレート(2) さよならHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW

2か月間限定でお借りできたHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWですが、今回の港の見える丘公園でのポートレートショットでお別れです。
素晴らしいレンズだった。ポートレートにこれほどの結果を出すとは、これぞ予想の斜め上。でも、さようなら。

今回も、大人っぽく、子供っぽく、モデル2号さんには幅を持たせた表現を出してもらっています。

2018年6月20日水曜日

モデル2号ポートレート(1) さよならHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW

2か月間も借りていたHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWの期限がついに来てしまいました。
返却するギリギリの日にモデル2号さんと予定が合い、撮影をさせてもらいました。これにてあのレンズも成仏できたことと思います。
こうして現在はHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWのない生活に入っていますが、レンズロスです、ロス。しょうがないね。

さて今回のポートレートでは、色々と補色を意識しているので、色合いは印象的に見えるのではないかと思っています。

どの色とどの色とが補色関係になっているかは特に解説しません。
興味のある人は考えてみてください。

2018年6月18日月曜日

HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW レビュー ペンタックスの最高峰レンズ

とあるご縁により、2か月間もHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWを貸与して頂ける機会がありました。この2か月間、ほとんどこのレンズだけを集中的に使った撮影を行ったので、それだけに随分と癖や付き合い方が分かったと思います。
最終的に感じた結論として、このレンズはペンタックス最高峰とも言える素晴らしいものなので、K-1を買ってさらにお金に余裕があれば必ず揃えるべし、です。

1)遠景の引き寄せ効果
このような望遠レンズでは、遠くの景色を引き寄せることでドラマチックな描写を得ることができます。特に、このレンズのクリアな描写で引き寄せ効果を使った写真は迫力があり、心を打たれます。



2)圧縮効果
望遠レンズを買った人の多くは上述の引き寄せ効果ばかりを使って撮影をしていますが、このレンズを買ったら是非とも圧縮効果を使った撮影に挑戦してもらいたいところです。
F値を絞ることで、被写体と、遠景と近景とがフラットで密集した写真にすることができます。
実をいうと一枚目の島を写した写真が圧縮効果の典型的写真とも言えます。

また、開放にして圧縮効果を出すことで、被写体が浮き上がるような遠近感を出すこともできます。
このレンズの素晴らしい特徴として、ボケは美しく、ピントの合っているところは絞り開放でもすこぶるクリアであるというところが白眉です。また、ピントがとてつもなく正確に素早く合焦します。


柔らかな描写にしたり、クリアな描写にしたりと、性能のポテンシャルがあまりにも高いために圧縮効果の味の出し方も自由自在にできます。



3)とにかく佇まいに惚れる
格好良いですよね、このレンズとK-1。もうこれをGITZOに取り付けて毎晩鑑賞して身もだえするほどです。
レンズは丁寧にコーティングされてた高価なものが使われており、そんな多量のレンズが密に配置されているので、その美しさはほれぼれします。下の写真の照明にしたLEDの映り込みの複雑さを見てもらえれば、これがどれほどのレンズか分かってもらえると思います。

この迫力のあるレンズを持ち歩くと、混んだ観光地でも道を開けてもらえます。ポートレートを撮っていると、「どんな有名なモデルを撮影しているのだ?」という目でモデルの人がジロジロ見られます。
このカメラとレンズ、大好きです~。
ちなみにこのレンズ、よりきびきびと撮影できるようにフォーカスリミッタースイッチが付いているのですが(詳しくはぐぐってください)、結局使いませんでした。上の写真に見られるスイッチのようなものです。あまりにも素早く正確なフォーカスをしてくれるため、その必要性を感じなかったからです。

ところで、このレンズの三脚座って、持ち運びの際の持ち手としてとても使いやすいです。これを付けていれば、移動の際にストラップは肩から下げて、手はこの三脚座を支えるというスタイルになりとても安定しますね。


4)ポートレート大魔王レンズ
これまでポートレートに使うには、常々神レンズと書き込みをしていたsmc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedが圧倒的に素晴らしいと思っていました。
しかし、このレンズはそれと同等の描写力に加え、圧縮効果を利用した迫力あるポートレートにすることができます。ポートレート大魔王レンズの称号を与えます。僕の自慢の神レンズが蹴散らされた思いで悔しいです。価格が3倍近くするので、しょうがないことではありますが。
このレンズのポートレートを手持ちでしていると、段々疲れて手が震えてくることは難点です・・・・



ポートレートといえば、先日帰省をしたら父が思いのほか老いていて参った。あと、どれだけこうして写真を撮ってやれるのやら。

ペンタックスの外付けオートフラッシュを使うことで、くっきりとしたポートレートにできます。内蔵フラッシュのないK-1を買ったら、外付けオートフラッシュは必需品です。買ったら、買って良かったと必ず思うほど素晴らしい結果を約束してくれます。





5)スナップ撮影
こんな巨大なレンズでスナップ撮影なんてするかよ!って思っていましたが、思いのほか楽しいし、苦になりません。慣れとは恐ろしいものだ。
スナップ撮影をこれほどの望遠レンズでしている人なんて少ないからか、ちょっとあまり見ることのないようなスナップ写真になっているように思います。これらも、写真随所に圧縮効果満載になっているからでしょう。



6)室内撮影
最短撮影距離が1.2mなので、広くない部屋ではなかなかきつい撮影になります。でも、フォーカスはしっかり合わせたいところに合うためか、気持ち良く撮影はできます。


7)建物撮影
絞りを絞ると、なんとも迫力のある存在感の大きな写りにできますね。


8)このレンズの癖
特に短所とは感じていないですが、望遠端(200㎜)にして絞り開放で撮ると、前ボケの画面端部でグルグルボケに近いような同心円状に流れる写りになることに気づきました。いや、わずかですけどね。下の写真の一番手前にあるバラの葉辺りが分かりやすいかと。

下の写真も、無風なのに手前の葉が動いてぶれているように見えるボケです。
僕は個人的に、このレンズの味として好きな描写です。上の二つの写真において、図らずも動きが出ているようになっているのでね。

9)短所
どうせ僕のことだから、大きくて重い、というのを挙げると思ったでしょ?
挙げません。
というか、これを買うならばそれって込みのスペックですよね?
それ以外に短所、あるかなあ・・・・ないかも。
しかし、重いレンズだった・・・・
(って、やっぱ言っとるやんw)

(総評)
大三元レンズの中での圧倒的スターレンズ。
買える人は間違いなく買うべきレンズである。あらゆる場面で意外と使いやすいレンズであることに驚く。もちろん、撮れる写真はいちいち感動的。
特に、ある程度想像はしていたけど、予想の斜め上の超絶ポートレートレンズ。大丈夫、このレンズの重さには慣れます。

個人的には、これ以上ないポートレートレンズをお探しの方に絶賛お勧め中です。




2018年6月13日水曜日

圧縮効果を使ったポートレート HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW

そういえば、以前モデル1号がオーダーメイドスーツを買ったというので撮ったポートレートにて、HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWの圧縮効果を強調した写真だけを集めていずれご紹介しようと思っていたのを忘れていたので、今さらながらアップします。
このレンズを持っていれば、あなたの彼女をポートレート撮影するならば必ず株を上げることができるでしょうね。遠くの背景がすぐそこにあるような迫力になり、ポートレート自体の存在感が増します。高くても、それだけの価値があるレンズです。
上の写真はマリンタワーを、下の写真では山下公園からのMM21地区を背景にした圧縮効果です。


2018年6月10日日曜日

色々と難しいホタル撮影 失敗写真を晒す

今回はホタル狩りツアーに参加してみました。訪れた場所は千葉県の大多喜町養老渓谷付近です。
いつもは撮影した中で良いものを選んでブログにアップしているのですが、色々な反省(言い訳)をしつつ、今回のホタルは失敗写真を晒してみようと思います。要するに、これは良い、と思えるホタル写真が皆無ということになったわけです。
こりゃあひどい、と笑ってやってください。

しかしさすがにホタルの失敗写真をトップに持ってくる勇気がなかったもので、海ほたるからの爽やかな写真でまずはごまかしておきます。
週間予報ではかなり微妙でしたが、気持ちよく晴れました。

この次の日は台風の前哨雨となるので、僕の晴れ男パワーは今回も健在でした。
 今回のレンズは基本的にHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRという超広角レンズばかりを使っています。

2018年6月5日火曜日

横浜に護衛艦いずもが来たぜ! の続き

先日の続きです。

日本の空母だ!と喜んで出かけたのは良いけれど、戦闘機を飛ばすカタパルトがあるわけでもなく、本当にヘリを離発着させるだけのただっ広い甲板がある護衛艦です。
天気が良くて良かった、というか、マジ暑い。軽い長そでを着てきた俺ってアホやん。

おおお・・これがあの20㎜機関砲かあ。
毎分4500発もの弾幕で直近のミサイルをたたき落とします。
って、これが作動するときは、もう本当にこの最終手段しか残っていない状況です。普通はこの艦船を守るイージス艦が遠くのミサイルを打ち落としてくれるはずなんですけどね。

2018年6月3日日曜日

航空母艦もどき護衛艦いずもが横浜港へ現る

日本の自衛隊にも空母が存在したんですね、ってなことを言うと、いろいろな方面からお叱りを受けそうですが、子供のころ軍事オタクだった僕としては横浜の開港記念に合わせて大さん橋で空母クリソツの護衛艦いずもの無料開放やるという情報を入手したら行かざるを得ないわけです。何せ、大学受験で浪人したら防衛大学を受けようかと思っていたぐらいですから。
しかし、今考えるととんでもなかったな、と。色々な意味で。現役で適当な大学に受かってて良かったよ。
 今回は返却期限が迫って来たHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWと、その真逆の特性を持つHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRとを持って出ました。待ち時間を含めてずーっと立ちっぱなしだったので、最重量級2つのレンズとは重さ的にちょっと無謀だったな、と予定調和で後悔しましたが・・・

今回、どの写真をどちらで撮ったかはあえて書きません。書かなくても分かりますよね?

2018年6月1日金曜日

春の港の見える丘公園をHD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWで撮る

HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AWという高級望遠レンズを期間限定で我が物にしてからというもの、このレンズだけを付けた撮影を数多くやっています。
こんな超望遠レンズだけで撮影をするって無謀でしょ、と思いきや、何につけとにかく慣れてくるものです。慣れてくるし、ある一つのレンズだけしか持ち出さないことで、そのレンズの本当の良さがどんどん引き出されるんですね。いくつかのレンズをとっかえひっかえやってたら、その領域に至るまでに終わってしまい、そのレンズの本当に良い部分を味わえないままになるかもしれません。そういう意味では、今回お借りしているこのレンズを味わい尽くす贅沢を体験しているのですね、僕は。

ああもう、港の見える丘公園のバラを植えるセンスは大好きです。