山口には、かの雪舟が造営したと言われる庭があります。
常栄寺のその名も雪舟庭。500年も前に、大内氏が別荘として雪舟に造らせたのだとか。HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWで写していきます。
まずは前庭ですが、きれいなものです。こちらは雪舟の庭ではないのですが。
一緒に行った娘も若いので、こういう庭の鑑賞など分からないでしょう。なので、僕がヒントとなるような講釈を垂れておきました。
1)まずは何もわからなくて良いから、ぼんやりと全体を見て、その印象を心にとめること。
2)次に、庭の重心がどこにあるかを見つけ出すこと
(この庭の重心は、下の写真の右側にある小さな石ですね)
3)次に、端々の細部に目を移すこと。細部に良い石が配置されていることが多い
4)最後にもう一度全体を見渡し、印象がどう変わったかを言葉にする
とまあ、適当なもっともらしいことを娘に教えて感心してもらったところで、裏庭にある雪舟庭を鑑賞してみましょう。
それがこちら。
ここからはHD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WRの超広角レンズへと換装しております。
良い石が随所にあるのだが、よく見ると石の傍にツツジのような木が・・・・これって、雪舟庭に合わないような気がするなあ。雪舟様が本当にこれをここに配することを企図してたかなあ、と。余分だと思うんですが、どうでしょう?
ともあれ、美しい庭であることは間違いない。しかし、こうしてみてもあの丸く刈り込まれたツツジに違和感を感じるのは僕だけなんだろうか?
この庭の要石は、下の写真の池の石かと思って眺めていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿