僕は村上春樹の小説が好きで、その中でもノルウェイの森はトップ3に入るほど好きな小説だ。この小説、人によってかなり好き嫌いが分かれるみたいだし、嫌いだという人の気持ちも良く分かる。何せ・・・・内容が病んでるし、暗いものね。
でも、香り立つ文体が際立っているし、暇で読む本が他にない時にはつい手に取って読み返してきたため、これまで50回ぐらいは読み返したと思う。読み返すたびにその重層的な中身と文体に感動を新たにしたりするのであった。
そのイメージソングとなっているノルウェイの森、良い曲ですよね?
僕はこの曲、ノルウェイの森に静かに降る雨を歌った曲であるとずっと思っていた。目を閉じれば、僕が上高地で写したこんな情景が浮かんでくるのだった。
ところが、だ、この「ノルウェイの森」という題名は全くの誤訳である、ということを皆さんはご存じだっただろうか?もしもノルウェイの森、という日本語訳ならば、NORWEGIAN WOODではなく、NORWEGIAN WOODSとなるはずだ。もっと言えば、Woods in Norwayか。
ということは、どういうことか?
ノルウェイの家具もしくは木材、というほどの意味らしい。
な・・なんだそれ?
しかも、本当は題名を「knowing she would(やらせてくれそうな女)」としたかったところ、大アイドルグループには相応しくない題名だと判断され、「NORWEGIAN WOOD」と韻を踏んだ題名に変更したとか、しないとか。
その題名の誤訳さに驚いたので、その歌詞の内容を調べたところ、二度ビックリ。ノルウェイの森に静かに降る雨のことなんか歌っていないじゃないですか。どころか、超俗っぽい内容だ。
この歌の訳は色々な説があるのだが(英語圏の人の間でも論争になるほど難解らしい)、僕は
この英語の先生の訳が一番納得感があったので(きちんとした文法解説あり)、こちらがどうやら最もそれらしいということで、ここに転載させて頂いた。