今回、山下公園に行ったもう一つの目的は、動くガンダムを見に来た、というものだ。ついに、あの実物大ガンダムが動くようになったんですってよ、奥さん。
今を去ること40年以上前、中一だった僕は初めて見る本格的宇宙戦争アニメに夢中になった。それまでのロボットアニメと言うのは単純な勧善懲悪の子供向けだったものが、機動戦士ガンダム(いわゆるファーストガンダム)では1話見逃せば内容や人間関係が分からなくなるほどの複雑で深い宇宙戦争アニメであり、その衝撃からガンダムの内容を記憶してクラスメイトたちに宣伝して回ったものだ。むろん、その当時はそんな世界観を理解してくれる人などほとんどいなかったのだが。今でいうオタクの走りだったな、と思い出す。
山下公園から山下ふ頭に向かうところに、このガンダムファクトリーが見えてくる。ここでは、
「あれが・・・・・連邦の開発したモビルスーツか!」
とつぶやくのが定石だ。
内部に入場して、あの骨組みの上まで上がることはできるのだが、何せ入場料が3300円、とのことで、外側から眺めることにする。